加古川 ブランド高価買取 ブランド品や高級時計、貴金属や宝石の買取専門店 ノースプラザ

「ダイヤモンドは永遠の輝き」・「婚約指輪は給料の3ヶ月分」というフレーズをご存知でしょうか？これらはすべてダイヤ市場の歴史を語る上では欠かせないある会社が生み出したと言われています。ダイヤ市場を独占したデビアス社です。加古川にあるノースプラザでは、ダイヤ・エメラルド・金といった宝石買取を行っております。ぜひご利用ください。

ダイヤモンド市場を一時的に独占していた会社があります。始まりは1866年。南アフリカ大陸においてダイヤモンドの大鉱脈が発見された時代にさかのぼります。

それまで主にダイヤモンドが発掘されていた山地が徐々に枯渇していった矢先の出来事でした。新しい鉱脈の発見という喜びもつかの間、逆にその発掘量が多いことでダイヤ市場の価値が暴落してしまうという可能性が出てきたのです。その危機にいち早く気づいたのが、セシル・ローズです。

アフリカのナポレオンと称される彼は、1881年に入ると世紀の大富豪であったロスチャイルド家の資金援助を受けデビアス社を設立。ダイヤの鉱山を次々と買収し、ダイヤモンド市場の約9割を独占していったのです。

セシル・ローズの死後、デビアス社はダイヤの市場を独占した時代とは打って変わり、苦戦を強いられました。ダイヤモンドの大鉱山が相次いで発見され、さらに金生産を生業とするアングロアメリカン社がデビアス社の筆頭株主となったことで、会長の座を奪われてしまったのです。

新しくデビアス社の会長となったのは、アングロアメリカン社を設立したオッペンハイマーでした。彼はさらにダイヤモンド市場の独占を目指し、ダイヤの買い占め・流通のための貿易会社設立とダイヤの販売を行う中央販売機構を設立しました。これら3つの取り組みにより、ダイヤモンドの発掘・流通・販売のすべてをデビアス社が独占することとなったのです。

デビアス社はその後、第二次世界大戦以降に建設されたイスラエル国家との間でダイヤモンド市場の争いが勃発したのですが、国際金融界の圧力を持って制圧。その間にイスラエル国家がダイヤモンドを大量に生産したことで大暴落した市場を立て直すという取り組みも行いました。

さらには、独占禁止法に触れているとしてアメリカ合衆国がデビアス社に抗議し、アメリカ国内でのダイヤ販売が禁止されるという事態にも陥るなど、様々な壁が立ちはだかっていったのです。

現在はデビアス社の独占市場は影を潜めつつあるのですが、それでもセシル・ローズがダイヤの価値をコントロールした最初の人物という点は変わりません。